ニーズを知る

 前回作ったロールケーキが妻から好評を得たので、シャルロット生地に抹茶を入れず、斜めに搾って焼いてみました。明日も妻の職場での反応が楽しみです。

 これまでに色々なケーキやクッキーを焼いてきましたが、自分が予想する感想と妻の感想とは異なることが多々ありました。意見が合えば嬉しいのですが、異なると自信がなくなったり、不機嫌になったり、自己中の自分が顔を覗かせます。ですが、異なる意見というのはお客様のニーズであり、一番大切な部分です。

 いつも朝食後に私がコーヒーを淹れて、妻と一緒に過ごす時間を作ります。その際に淹れるコーヒーは毎回ブレンドを変えて、出来上がりをイメージしながら淹れるのですが、妻の感想は時には「今日のは苦味が少ない」「コクがない」などとはっきり意見を言ってくれます。妻は特にコーヒー好きではなく、コーヒーの知識がある訳でもありません。ですが、「今日のコーヒーは好き」と言ってくれるので、客観的な意見として貴重な存在になっています。

 ホームページには、コーヒーのことを知ってもらいたいとの思いで、いくつかの動画を見るようにしてあります。実際のところ、このホームページは一部の方しか知らないので、動画を見る方の8割近くはYouTubeの検索からご覧になっているようです。これまで累計900回程度の閲覧件数がありますが、動画メニューの中で一番見られているのは「パーコレーター」という抽出器具を使って淹れた内容のものです。自分で動画を手作りしているので、それぞれ思い入れもあるのですが、正直是非見てほしいという内容の閲覧件数はとても少ないという現実があります。

 自分が「この商品はいいものです。」というメッセージと、お客様が求める「ニーズ」は異なるということが以上のことからも分かります。だからといって、自分のメッセージ性を弱めることは本来の目的とズレてしまいます。お客様のニーズに応えながら、メッセージを付け加えるようなバランスが必要だと感じるのでした。

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コメント: 2
  • #1

    ぞーーり (水曜日, 30 7月 2014 21:15)

    暑中見舞いの返事を、本日受け取りました。久しぶりです。ホームページを始めていたんですね。開店に向かって着々と歩んでいるようで、すごいです。私もそろそろと考えているところです。目標は現役で75歳まで働ける仕事に就く。なんてね。嫁さんのおじさんは80歳過ぎまで喫茶店のマスターをしていました。
    ヤフーブログでブログを書き始めました。大したこと書いているわけじゃありませんが。近況報告として案内しておきます。「売木村」「ぞーーり」なんて言葉で見れるかと思います。
    セカンドライフの先輩として、いろいろなノウハウを教えて下さい。体に気を付けて頑張ってください。

  • #2

    まめ蔵 (木曜日, 31 7月 2014 13:44)

    100歳で現役のマスターがいるけど、私には自信がないから、せいぜい父親のように80歳くらいまで現役でいたいな。そう考えると、まだまだ人生楽しめるな。
     ブログ拝見しました。文字や絵、写真で表現すると自分が気づかなかったものが見えてくるから、表現するっていいよね。今後も拝見します。
     同期入社でも人生色々あるのが面白いよね。いつかジジイになってお互いの場所を行き来したいな。