ショップカード

 ショップカードを試作しています。これまで多くの自家焙煎店やカフェに立ち寄り、その際にショップカードをもらってきました。ショップカードの利点は、・口コミの際に使ってもらう事ができる。・お店にとって大切な情報を簡単に持ち帰ってもらえる事ができる。などがあります。最近では、ショップカードに手を加えて、ポイントカードなどにする事で再来店のきっかけに作りをしたり、QRコードなどでWEBサイトへの誘導も促すこともされています。

 お店の名刺としてのショップカードは、そのお店のイメージを表現するものですが、お店への思いが強くなると情報が多くなり、文字ばかりが書かれているケースもあります。名刺大の大きさなので文字は必然と小さくなるので、本末転倒ということになりかねません。そんな中で、これまでもらったショップカードで印象の良いものが一枚ありました。JICAなごや地球広場で行われたセミナーで講演をされた、アフリカのフェアトレード商品を扱う「Ruise B」というお店のショップカードです。裏面は一般的な地図とお店の連絡先が書かれていますが、表面はフェアトレード先のアフルカ女性が笑顔で映った写真だけです。この笑顔の女性を見ただけで、フェアトレードも商品もイメージが伝わったのです。もちろん、講演内容という情報があるからこそ感じたかもしれませんが。

 そこで、自分が伝えたいことは何かを改めて考えた末、コーヒーの花とコーヒーの実で表現することにしました。手元にあるカップの中の褐色のコーヒーは、植物であるコーヒーの木から実り、産地の多くの人々によって摘み取られて精製加工され届けられます。産地までつながる飲み物としてのコーヒーを理解し、楽しむ場所としてのお店を目指すには最適ではないかと考えたのでした。

 ちなみに一番時間のかかったのは地図です。地図作成のフリーソフトを使おうと思ったのですが、思うようにいかず、結局手書きに落ち着きました。絵手紙用の画仙紙に筆で地図を描いてから、パソコンでイラストと文字を挿入させました。絵手紙をやっていたおかげでアイデアが浮かびラッキーでした。

 何でも自分でやるのは大変ですが、とっても楽しいです。