喫茶店タレーラン事件簿3

 京都市内の一角に店を構える珈琲店「タレーラン」のバリスタ切間美星、女子高生と見紛うほどに背が低く童顔だが、よく切れる聡明な頭脳の持ち主で、店に持ち込まれる日常の謎を鮮やかに解き明かしていく。謎解きの際は、頭を冴えさせるために、手動コーヒーミルでコーヒー豆を挽く作業をすることが多い。そして、謎を解いたときの決め台詞は「その謎、大変よく挽けました」。今回は、シリーズ3作目の長編です。

 バリスタ大会に出場する事になった美星が事件に巻き込まれていきます。そして、前回の大会でも同様の事件が起きていた事が分かり、事件はますます謎が深まっていきます。事件といっても毎回人が死ぬわけでもなく、コミックを読んでいる感じです。お暇な方にはおすすめです。