今日からエルサルバドルのコーヒー豆を販売することにしました。はて?これで何か国目になるんだろうかと考えながら、焙煎したコーヒーを飲み干します。
エルサルバドルの正式名称はエルサルバドル共和国で、北西にグアテマラ、北と東にホンジュラスと国境を接しており、九州の約半分の国土という小国です。この国でのコーヒーの生産量は世界17位で、80,167トン(2018年:FAO)であり、2018年2月に調べた時は、38,636tで世界24位(2016年:FAO)でしたから、随分増産したものです。
エルサルバドルにコーヒーの苗が持ち込まれたのは1740年で、その後、コーヒー栽培はアウワチャパンで始まり、サンタアナ、ソンソナテへ広まったようです。そのへんのコーヒー産業の歴史については、2017年10月に記された在エルサルバドル日本大使館のレポートに詳しく書かれています。
今回はじめて取り扱ったコーヒー豆は、エル・サルバドル西部ソンソナテ州のサンタアナ火山の裾野に位置し、標高50〜1750mにあるサンタリタ農園のものです。この農園は火山灰土壌に加え、シェード・ツリーの落葉が腐葉土を作り出すことから土壌環境は良く、高品質コーヒーを栽培するのに適しています。
また、販売を行うコーヒー豆は、エルサルバドルで栽培される主要品種であるブルボンのナチュラルになります。酸味はありますが、「酸っぱいコーヒーは苦手!」という人にも試してもらいたいコーヒーです。ナチュラル臭の比較的少なく飲みやすいコーヒーに、いったいどんな反応があるのか試してみたいと思い取り扱いました。
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