5月から新たにニカラグアの豆を取扱い始めました。産地はニカラグアの北部にあるヒノテガ県で、ホンジュラスに隣接しています。そのヒノテガ県にあるサンタアナ農園で栽培されたSHGという等級の豆です。
現在お店で扱っているグアテマラやコスタリカの豆にはSHBという等級なのですが、生産国によってランクごとの呼び名や基準が異なるため、「いったい何のこっちゃ?」と言われても仕方がないですね。以前のブログ「コーヒー豆の表示」でも少し説明していますが、こんな感じなんです。
●グアテマラ
1.SHB(ストリクトリー・ハード・ビーン)
2.HB(ハード・ビーン)
3.SH(セミ・ハード・ビーン)
4.EPW(エクストラ・プライム・ウォッシュト)
5.PW(プライム・ウォッシュト)
6.EGW(エクストラ・グット・ウォッシュト)
7.GW(グット・ウォッシュト)
と細かく別けられています。それでもってニカラグアの方は
●ニカラグア
1.SHG(ストリクトリー・ハイ・グロウン)
2.HG(ハイ・グロウン)
3.MG(ミディアム・グロウン)
4.LG(ロー・グロウン)
といった具合に別れ、中米産地の多くがそうであるように、栽培された標高によって等級が付けられています。標高が高いと寒暖の差が大きくなって硬い豆になり、酸味を含む高品質の豆ができやすいという理由なのですが、実際は明確に差があるとは限りません。
また、グアテマラのストリクトリー・ハード・ビーン(SHB)を直訳すれば、「厳格に硬い豆」で、ニカラグアのストリクトリー・ハイ・グロウン(SHG)は、「厳格に高い場所で成長した」ってことになるのかな?何せ英語が苦手なもんで。確かに硬い豆であることが実感できますし、良い酸味が豆の持ち味となっています。
SHGやHGと言った等級に惑わされそうですが、「レイザーラモンHGじゃなく、SHGです。」から!
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